インド異文化理解・マネジメント研修 (1日コース)

【研修対象者】

  • インドで仕事を行う予定、または、インド人と働く日本人スタッフ

【研修目的】

  •  本研修では、インドとの協働タスクを進めていく上で異文化摩擦を引き起こしやすい要素に焦点を置き、それぞれの要素におけるインドと日本との価値観の違いを事前に理解した上で、協働タスクをうまく遂行するためにどのように対処すべきかを考えます。また、グローバル・マネジメント・スキルやコミュニケーション・スキルのうち、日本人が特に苦手とするスキルの習得を行います。

【期待される効果】

1.インドとの協働タスクを進めていく上で異文化摩擦を引き起こしやすい以下の要素を理解し、対処方法を考える。

  • ① コミュニケーション・スタイル
    ② 組織運営(意思決定方法、報告・連絡・相談などの情報共有方法の違い)
    ③ 就業慣行(就業観、職務・職能システム、カースト)
    ④ その他の社会的・文化的違い(品質管理、時間、契約観、対顧客観)

2.特に、日本人が苦手とされる、グローバル・マネジメントおよびコミュニケーション・スキルのうち、以下の項目における向上を図る。

  • (1)グローバル・マネジメント・スキル
     ① 異文化摩擦対処法(RADAR 分析)
     ② ルールの設定/共通目的の確認
     ③ コミュニケーション・プランニング
  • (2)グローバル・コミュニケーション・スキル
     ① 指示・依頼の方法(背景・目的の説明、「わたし文」、行動・数値による説明、Open-ended questions、アサーティブ・コミュニケーション(DIEC))
     ② 会議の進め方
     ③ フィードバックの手法

【研修プログラム(サンプル)】

日時 内容 手法
10:00-10:20

コースオリエンテーション:

  • ・本カリキュラムの目標確認、コースアウトライン
    ・経験の共有化(インドとの協働タスクで一番困ったこと)
講義
アイスブレーク
10:20-12:30

(1) コミュニケーション・スタイルにおける異文化摩擦

  • キーワード:直接的・間接的、ハイコンテキスト・ローコンテキスト、日本人の英語とインド人の英語のギャップ の埋め方(口述文化、文書文化、契約文化、信頼文化、なまり)

獲得するグローバル・マネジメント・スキル

  • ・異文化摩擦対処法(RADAR分析)
    ・コミュニケーション・プランニング

獲得するグローバル・コミュニケーション・スキル

  • ・指示・依頼の方法(背景・目的の説明、形容詞を避け
    行動・数値で説明、「わたし文」、Open-ended
    questions,アサーティブ・コミュニケーション(DIEC))
  • 事例1:
    日本人にフラストレーションを感じるインド人エンジニアのセン氏の場合
  • 事例2:
    出張した意味がない!インドでの輸送事故調査
    (プラスチックメーカー社員)
講義
エクササイズ
ケーススタディ
ロールプレイ
1時間 ランチタイム
13:30-16:30
  •  グローバル・コミュニケ―ション・スキル 続き

(2) 組織運営における異文化摩擦

  • キーワード:M 型vs O 型の組織運営、情報共有の考え方の違い、時間軸の違い、報告・連絡・相談の違い

(3) 就業慣行における異文化摩擦

  • キーワード:カースト、職能システムvs 職務システム、謝る文化と謝らない文化

(4) 品質管理/時間軸/顧客志向・契約の考え方の違いにおける異文化摩擦

  • 結果志向 とプロセス志向
    Find one and fix all とFind one and fix one
    過去志向/現在志向
    顧客志向(パートナーシップ、オーナーシップ)
    契約文化/信頼文化

獲得するグローバル・マネジメント・スキル

  • ・ ルールの設定/共通目的の確認
    ・ 会議の進め方

獲得するグローバル・コミュニケーション・スキル

  • ・ フィードバックの方法
  • 事例3:
    顧客対応に苦慮するラジャ氏
  • 事例4:
    インド人スタッフと日本人スタッフとの対立に悩む中川氏
講義
ケーススタディ
エクササイズ
16:30-17:00

振返りと今後の方向性

  • 本日の振返り(reflection)を行う。自分の仕事との関連性を抽出し、今後の方向性についてまとめる。
振り返り
アクションプラン
プレゼンテーション
  • ※実際の研修では、各企業様の業種や業態、社内の国籍構成、個別の課題等に応じて研修内容を組み立てております。まずは担当講師自ら、企業の人事担当者様との打ち合わせに伺い、その企業様に最適な研修内容を検討してから最終の研修プログラムをご提案しております。上の資料に記載されてある研修プログラムは、一例としてご紹介しておりますことをご留意いただけますと幸いです。 事例研究の題材等は、御社の業種やスタッフの国籍構成、日ごろ困っている事項等によって、最適なものをお選びし、カリキュラムに取り入れることが可能です。

【研修日数】

  • 1日程度。(6時間)
    研修人数にもよりますが、御社の希望によりご相談に応じます。まずはお問合せください。

【研修場所】

  • 御社にて会議室をご用意ください。

【研修料金】

  • 講師派遣料:5万円(税抜)/時間~
  • 講師との事前打ち合わせ1回無料。
  • テキスト代無料(当社より事前にPDFデータを送付いたします。御社にて人数分プリントしてご用意ください。)

【言語】

  • 講師は日本語と英語両方での対応が可能です。また、関連書類(見積書・研修終了報告書)など英文での作成が可能ですので、ご要望があれば対応いたします。

【その他】

  • 定員、カリキュラム内容の相談、その他詳細については下記までお問合せください。

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