自動車整備 技能実習生等 責任ある受け入れ

彼らの「責任ある」受け入れの第一歩として、中部の自動車整備企業とともに取り組んだ内容をご報告するウェビナーが開催され、録画が公開されています(JICA中部主催)。 

https://www.jica.go.jp/chubu/topics/2021/20210517_01.html

自動車整備という職種は、送り出し、受け入れ、帰国といった各段階で、技能実習生自身がスキルアップすることが可能な職種です。また、帰国後も母国で自動車整備に関連する事業に起業・就職できる可能性も大いにあり得ます。また、自動車整備は、サービスセクターですので、グルーバル競争によって、コスト削減を求めて別の国に産業移転する可能性が少ない産業です。まさに、日本と途上国の長期的なウィンウィンの可能性を模索できる職種であると思います。

これを契機に、カンボジアからの技能実習生が自ら母語(クメール語、英語、ベトナム語、ミャンマー語)で理解できる教材(PDF)を作成されました。広く多くの事業者様にご活用いただける内容です。

日本の企業で働くために理解しておくとよいことや、自動車整備の日本語、自動車整備の安全衛生についての教材です。

また、クメール語版以外にも、日本語版も公開しますが、自動車職種の技能実習生受入れを検討している事業者様にとっても、責任ある受け入れのヒントなる内容としました。

海外からの技能実習生を含め、多くの自動車整備士の皆さんが私たちの日常を支えていただいていることを深く知り、頭が下がりました。